なんでもかんでもサブスクの時代。ちゃんと理解して使いましょう。

最近サブスクリプションサービスのニュースをたくさん見る

2016年から急速に利用者が伸びているサブスクリプション形態のビジネス。

いまやなんでもかんでもサブスクです。

来月から駅の自動販売機の飲み物サブスクまで始まるらしいです。ニュースになったのでご存じの方も多いでしょう。

サブスクと言えば基本的に「一定の月会費を払って特定のサービスを受ける・商品をレンタルする」権利を得るというパターンです。

いまさら説明不要ですが、企業側にとっては安定して収益が上がるというメリットがあります。
ただ、顧客が増えすぎると対応できなくなるサービスが多いので、どちらかというと守りのビジネスです。

例えば、上記の自動販売機は売り切れになったら終わりです。毎日何回も補充が必要となり現実的ではありません。
また、顧客を制限したとしてもその少ない顧客にさえ使い倒されるとサービスが低下するという恐れもあります。

ただどうでしょう。ここまでサブスクが増えた理由。人間の心理を突いたちょっと意地悪な点もあります。

これまでサブスクサービスなんて普通にあったのになんでここまで注目されるのか

これまでもサブスク自体は特に珍しいサービスではありません。ジムの月会費を払いっぱなしにして幽霊会員を続けてしまった過去のある方も多いでしょう。NHKだってサブスクです。

継続的な関係を続けることによって、サービスを受ける際はいつ行っても歓迎されている気分になります。選ばれている人間だという自尊心もくすぐられます。

例えば、Amazon Primeは4,900円払うことによって「送料タダだし早く来るし映画までタダで見れるぜ、払ってない人おかしいよ」という感覚です。

それは、権利を得ることにより企業側に対して親近感が起こってしまうという「価値」言い換えると「ワナ」があります。

多くの人はその「無意識の親近感という価値」にお金を払ってしまいます。やめることは少し信頼を裏切ったような気になるのです。そこにポイント付与を絡めたりしたらもう終わりです。

基本的には、このサブスクリプション形態のサービス、もともとは高くて買えない・使えないものを継続的な会費という形でハードルを下げ安く手にすることのできるサービスです。感覚はリースやローンに近い。すなわち貧困ビジネスです。流行るわけです。

気楽に契約すると知らないうちに脳が麻痺するので注意

ここまでサブスクが増えると、月々の合計では意外と支払がかさんでいると思います。それに慣れてしまうと、脳の中が多重債務者と同じ構造になります。
簡単に色々なサービスに手を出すことはやめましょう。

特にネット関連のサブスクは、サブスクというビジネスモデルに親和性が高いです。

動画や音楽・雑誌・ゲームなど。YoutubePremiumも1,000円もするのに広告がなくなるだけであんなにスッキリするなんて。まさにワナです。ワナもわかりやすすぎると感じ悪いです笑