ファーストフードの消費税の対応が出そろったが、結局モスバーガーは残念な結果

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消費税増税の件、先日マクドナルドがテイクアウト・店内飲食ともに同額で販売すると発表し、少し話題になりました。

個人的には、それをサブウェイや特にモスバーガーに真っ先にやって欲しかったなぁと思っていました。
そうでないにしても、ファーストフード界みんながそれに追随して「消費税増税に打ち勝とう。ややこしい軽減税率に一石を投じよう」という一般顧客に寄り添った一体感のある企業側の対応を期待していました。

しかし残念ながら各社足並みがそろわない上に、地味にモスがテイクアウト8%店内10%というなんでもないごく普通の方針を出してきました。いろんな意味でほんととても残念です。

確かに実際店外店内を同額にすると店内分は実質値下げになります。吸収できなほどのダメージになると見据えてのことなのでしょう。

広告効果で考えると同額提供はインパクトが違います。また、お客からの反応も間違いなく好印象です。社内でも議論はされたと思いますが、無理という判断でしょう。

やはり、ほかにファーストフードで内外同額の方針を打ち出したのはケンタッキーやすき家松屋など比較的好調な企業です。

こうやって身近なファーストフードで対応が各社が分かれてしまうとかえってお客にはややこしく感じます。とくに、対応できない企業の経済状況や杓子定規な対応が悪い印象にならないか心配になります。

実際はテイクアウトのほうが手間と紙袋代などコストは高くつきます。同額にして店内で食べてもらうほうが店内の活気も出るのに。

そう考えるとモスはこれからかなり厳しいかも知れません。

美味しさと言っても、正直びっくりするほど美味しいとかはファーストフードで可能なものではないし、プレミアム感を謳っていた過去はもうはるか遠い過去。

実際高級感はフレッシュネスのほうがほんのちょびっとだけど上回ってしまうし、J.S.バーガーとかクアアイナとか、そのほか最近アメリカからやってきているハンバーガーカフェ系が価格も味も遥かに高レベル。モスの立ち位置がすでにかなり埋もれていると感じます。

モスには学生の頃夜中に友達ととか、仕事の準備で勉強とか結構お世話になったので頑張って欲しいものです。

今はうかうかしていると一瞬で波に飲まれてしまう世の中。気をつけたいものです。