軽減税率のおかげで心理的にイートインスペースで食べづらくなる人が出てくる

テイクアウトとイートインの問題が人間の心理のイヤな処を突く

消費増税の軽減税率適応の件で、みなさんはほぼほぼ外食10%とテイクアウト8%を理解されたと思います。

スーパー・コンビニなどでイートインを利用する場合は外食に該当し税率10%です。
イートインを利用する場合はたいてい1,000円も買わないでしょうから、価格は買って帰る場合と多く見積もって20円程度しか違いが出ません。

でもその20円を巡って後ろめたい気持ちになる可能性があります。とても下らない無意味な不安です。


テイクアウトのつもりで買ったけど心変わりした場合はどうなるの??

そう、買ったけどもう食べていこっかなと心変わりした時。

例えば混んでるスタバで、「持って帰ります」とオーダー。そして紙袋に入れてもらい手に取り出口に向かう。でも途中でいい席が空いたのを発見。心変わりして座りたくなる・・みたいなシチュエーション。すごくありえる。多分今日のスタバでもそんな人全国で1,000人くらいいたはず。

今度からそれを実行することが心理的にできなくなります。

それでも果敢に席に座って袋からコーヒーを出して飲んだら周りの人から「あ、こいつ15円ごまかした」みたいに見られないかの不安がつきまといます。実際ごまかしてるから笑 ちょっと脱税してる感もある。
日本人は脱税する人にとても厳しいから、10円でも確実に白い目で見る。

軽減税率のおかげで一時的に視線恐怖症になります。

あえてレジに並び直して、「あ、やっぱり店内で飲んでくので15円払います」みたいな遵法精神あふれる正直者の行動は店員には絶対嫌われます。スタバ的には8%でも10%でも利益は変わらないからです。

ちなみにスタバは、逆に店内で飲むつもりで買ったけど空席がなくて仕方なくテイクアウトする場合は8%で打ち直してくれます


そしてみんなが行き着く世界は?

結局、買って外に出たけど食べる場所を変えるという選択が増えることになるでしょう。出口の前では立ち食いの見苦しい世界が広がるかも知れません。

コンビニではそれを見越してか、レジで善意の申告がない限り全員8%でレジ打ちするそうです笑   始まる前から制度崩壊のニオイがプンプンします。完全に個人の理性に委ねられるのです。

国民の行動まで規制する軽減税率です。