消費税増税で大企業はますます還付金が増えるけど、それを批判することに意味はない
我々が払った消費税の1/4は大企業に還付される!?
消費税増税により企業の負担も増えます、消費者が減るのはもちろんですが、その企業自体が消費税の仮受分を納税できず滞納額が増える。経営状態が悪化してそれが倒産につながることも容易に想像が付きます。
しかし大企業なかんずく輸出で収益を上げている企業は消費税が上がっても、それ自体はどこ吹く風です。ご存知のように例えばトヨタは消費税を払わなくていいからです。毎年豊田税務署は消費税の納税額で3,000億円の赤字です。
これは税法上特に不正ではありません。不当に利益を得ているわけでもありませんが、仕入れ時に支払った分の全額が還付されるので、増税も関係が無いというのが本当のところです。
無意味な陰謀論とからめるから話しがややこしくなる
大企業優遇の陰謀めいた話しもありますが、多くの人は税法の解釈を誤っています。
確かに消費増税でも納税額がゼロ円のままという点において大企業には結果的に有利に働いています。それ自体は批判されても仕方ないかも知れません。トランプ政権も批判しています。しかしそれはやっかみに近いものです。
大企業は大企業で生き残るのに必死です。従業員が何万人もいたりするし、関連企業・取引先や下請けさんも星の数ほど。
消費税増税により、国内のお客さんは減るでしょう。円高だし輸出自体も不安要素大あり。世界経済もそろそろシュリンク。前回の消費増税時とその点が違います。
大企業を冷遇して零細弱小企業や低所得者層ばかりを優遇しろというのも一方的な意見なのです。もちろん大企業関連は人口的には少数派ですが。
でも批判する多数派は選挙に行かないし、行ってもその少数派である大企業側が勝つような投票しかしないし、もうしょうがない。
じゃあ僕たちはこれからどうすればいいのか
為政者と大企業が持ちつ持たれつで、日本の方針がそうなのだからそこは諦めが肝心です。僕は潔く諦めました。
昔からそうなのに、不況になったから批判が巻き起こるというのもやっぱりそれはマインド的に負け犬で、単なるやっかみです。
そんなことを言っている暇があったらさっさと決意です。自分だけは野垂れ死なないという。
一人でできなければ仲間を集めればいいのです。