税理士はAI時代に完全に淘汰される話し

税理士試験がここまで人気がなくなっている理由として、ほんとのことを言えば日本でもう税理士の淘汰が始まってるからですよね。


今存在する税理士の半分が60歳以上の高齢者で、しかも若者の志願者数が激減しているということは、残念ながらもう流行遅れの仕事であるし、しかも遅れも遅れた周回遅れの仕事だという間接的な証明になる。

 

実務で言えば、フリーとかMFクラウドのような新しいタイプの会計ソフトの登場で、安価に素人が決算書を作成できるようになりました。

実際は弥生会計に代表されるこれまでおなじみの会計ソフトと表向きの操作はあまり変わらないけれど、無料から始められたりクラウドのアプリということもあって話題性がありました。
個人的にはまだまだ一長一短あると思いますが、精度のことはともあれ少なくとも実際預金の記帳や転載の仕事は減りました。


単に会社の経理の仕事が減っただけなんですが。


それが、今後税理士の仕事内容にも影響するんじゃないかという噂もあって変にザワついていたことあこともあるでしょう。
 

ただ、そこからの展開があまり見えてこないんですよね。それらの会社の。
個人的には、そういう会計ソフトもまだまだ機能とか精度が甘いし、上の2社とか弥生、申告ソフト会社でまるでカルテルを結んでるようにしか見えないんですよね。

会計ソフト(=決算書作成ソフト)と申告書作成ソフトが別々である理由も全く意味不明です。

相変わらずNTTデータの達人シリーズとか古いシステム会社によくある使いにくさ満載ソフトの上に、年30万円とか高いお金で税理士にそれを使わせている。そしてその住み分けを旧態依然当然としている税理士業界とシステム会社の関係。

それに加えて例えばfreeeは中小企業の経理さんに使ってもらって、法人税の達人やA-SaaSは税理士事務所が使う。その住み分けもよく考えると全くナンセンスだと思います。なんか圧力でもかかってるんでしょうかね??  ぜひ教えて下さいエラい人。

 

freeeは申告に関しても、その一連の統合システムを開発できるほどのお金も技術も既に持っているはずです。なのに今のところそちらへの方向性は見て取れない。


もはや現場の税理士事務所は、客単価が下がって申告ソフトを継続的に導入するのも厳しい時代になってきているのに、全くちぐはぐな世界観です。

たぶんそうやって内輪でごちゃごちゃやっているうちに、近い将来ぜんぜん違う会社がAIを駆使したシステムをもって参入してくる気がする。
その時は、これまでの住み分けなど一網打尽にして全てを奪い去っていくと思います。

実は、本当はfreeeもMFクラウドも、エーサースもそういったシステムを発表する秒読み段階なのかも知れません。

もしまだなければ我々で作りましょう笑

税法改正には瞬時に対応、ソフトウェアも入力・決算書・申告書・最後に電子申告までをワンストップでやってくれるようになるでしょう。もちろん一般人向けのシステムです。そこに税理士は存在するのでしょうか。

そういう未来をきっと今も誰もが簡単に予想&想像しているのに、既得権益(それほどないと思うんですけど)を守るためにあの手この手でそれを阻止しようとする人たちがいるのはもちろんなんですが。

そもそも資格試験って難しい試験に合格して既得権益を獲得するためという側面がありますもんね。 あと徴税権に関わることは権力の中枢ですしね。

 
でもそれが時代に遅れているだけじゃなく逆行しているということが問題だと思います。それら抵抗のおかげで多少時間稼ぎはされるかも知れませんが、新しい世界はすぐ目の前に迫っていると思います。

その中で勝ち残っていく術を考えていくのが喫緊の課題だと思います✨